✅寒さは猫にとってなにが悪いの?
✅寒さで猫が病気になるの?
✅猫の寒さ対策で飼い主さんができることはなに?
✅寒さが猫の体にどう影響するのかわかります
✅寒さが原因の病気がわかります
✅飼い主さんがやれる猫の寒さ対策がわかります
✅猫の寒さ対策の注意点がわかります
冬、猫にお留守番してもらうとき、寒さが心配な飼い主さんいませんか?
筆者宅はとても寒いので、冬のお留守番は気になっています。
そこで、寒さが猫に悪い理由やお金をかけずにできる対策などを調べてみました。一緒にみていきましょう!
猫と寒さの関係
冬になると猫も寒さを感じる?
冬がやってくると、私たち人間だけでなく、猫も寒さを感じます。
特に、短毛種の猫や、体力が落ちている猫は寒さに弱いです。
室内で飼われている猫だからといって、安心はできません。窓や隙間から冷気が入ってきたり、暖房が効いていない場所では寒さを感じやすいのです。
猫が寒がっているサイン
猫が寒いと感じていると、次のようなことがみられるよ。
・体を小さく丸めて縮こまる 丸まって暖を取ろうとしている
・ふるえ 体温を維持しようとしている体のサイン
・食欲低下 極度に寒がっている場合はエネルギーを温存しようとして食欲が落ちることがあります。
・耳や足が冷たい 体温が下がっている可能性があります。
・暖かい場所を探してウロウロする ヒーターの前や、布団の中に潜り込もうとするのも寒さのサイン
室内飼いでも油断は禁物!
お家の中でも日当りの悪いお部屋や、すきま風が入ってくるところやフローリングは寒いよ。
要因 | 説明 |
室内温度の変化 | ・外気温が下がるため室温も下がりやすい。 ・暖房の効いていない部屋や窓際は冷気が入りやすい。 |
猫の年齢や体調 | ・子猫、シニア猫や病気の猫は体温維持することが大変になってきている。 ・寒さに対する耐性が元気な子よりも低下している。 |
被毛の種類や状態 | ・猫の被毛は寒さを防ぐ役割がある。 ・短毛種や毛の密度の少ない猫は寒さに弱い。 |
運動量の減少 | ・室内飼いの猫は冬になると運動量が少なくなることが多い。 ・運動が少なくなると体温が上がりにくい。 |
床が冷たい | ・タイルやフローリングなどの材質は、猫が体を冷やしやすい。 |
寒さが猫の健康に与える影響
寒さはねこの体にこんなことを起こすよ。嫌だね、寒いのは・・・
考えられる影響 | 説明 |
免疫力の低下 | ・風邪や呼吸器系の感染症、特に猫風邪と呼ばれるウイルス性疾患にかかりやすくなる。 |
関節炎や関節痛の悪化 | ・寒さは猫の関節に負担をかけ、特に高齢の猫や関節炎を持っている猫では、痛みが増したり、動きが鈍くなることがある。 ・寒さで体が硬くなり、関節がこわばる。 |
体温低下 | ・猫は寒さに長時間さらされると、体温が急激に下がる「低体温症」になる危険がある。 ・低体温症になると、震え、動きが鈍くなる、無気力になるといった症状が見られる。重症になると意識を失うこともある。 |
血行不良 | ・寒さで血行が悪くなると、体の末端部分(耳や足など)が冷たくなる ・長引くと、凍傷などの皮膚トラブルを引き起こす可能性がある。 |
食欲低下と体重減 | ・寒さで食欲が落ちると、十分な栄養が摂れず、体重が減少する。 |
ストレス増加 | ・寒さは猫にとってストレス要因になりうる。 ・ストレスが増えると、消化不良や行動の変化(攻撃性が増す、隠れる時間が増える)など、精神的・身体的な健康に悪影響を及ぼす。 |
寒い季節に特に注意したい猫の健康管理
子猫、シニア猫や体力が低下している猫
寒い季節は、子猫やシニア猫、体力の低下した猫にとって特に厳しいです。免疫力が低下しやすく、風邪や関節炎などの病気にかかるリスクが高まります。しっかりと暖かい環境にしましょう。
冬場に多い病気
オイラ、昔、寒い時期に膀胱炎とストルバイト結石がおしっこの中にできたんだ。おしっこするときにお腹が痛くて、何度もトイレに行ったよ。でも、あんまりおしっこ出ないから、病院に行ったよ。
なりやすい病気 | 説明 |
猫風邪 | ・ウイルスや細菌による上気道炎。 ・寒さで免疫力がおちた時にかかりやすくなる。 ・くしゃみ、鼻水、目の充血、食欲不振、発熱など |
気管支炎・肺炎 | ・気管支炎・肺炎 ・体が冷えると気管や肺が炎症をおこしやすくなる。 ・咳、呼吸困難、倦怠感、食欲不振が症状 |
関節炎悪化 | ・寒さが関節に負担をかけ、関節炎が悪化。 ・寒さによって痛みが増したり、動きが鈍くなることがある。 |
膀胱炎などの泌尿器系の病気 | ・寒さによるストレスや体の冷えが原因で、猫は膀胱炎を発症することがある。 ・頻尿や排尿困難、血尿などの症状が見られ、放置すると尿路結石などの深刻な問題に発展する可能性も。 |
低体温 | ・猫の体温が低下する「低体温症」は、寒さに長時間さらされた場合に発生する可能性がある。 ・低体温症は、震え、無気力、意識障害、昏睡状態に至ることがあり、非常に危険。 |
凍傷 | ・特に寒い環境にさらされると、耳や尾、足などが凍傷になることがある。 ・皮膚が黒くなったり、痛みや炎症を引き起こすことがあり、ひどい場合には組織の壊死が起こることも。 |
寒さから猫を守る基本的な対策
快適な室内温度
猫が快適に過ごせる室内温度は、18〜24度が理想です。エアコンや暖房を使って、部屋全体を暖かく保ちましょう。夜間は暖房が切れないように設定をしておくと安心です。
猫のための温かい寝床の作り方
猫の寝床には、クッションや毛布を使って温かくしてあげましょう。段ボールや猫用ベッドにブランケットを敷くのもおすすめです。特に高齢の猫や寒さに弱い猫には、柔らかくて暖かい場所を提供してあげると、リラックスして寝ることができます。
冷気対策
窓際やドアの隙間から冷たい空気が入り込むことがあります。猫が冷気を直接受けないよう、窓際に厚いカーテンを使ったり、ドアの下に隙間テープを貼って対策しましょう。
運動
冬場は運動量が減りがちですが、適度な運動をすることで猫の体温を維持しやすくなります。キャットタワーやおもちゃを使って、遊んで体を動かす時間を増やしてあげると良いでしょう。
栄養
栄養価の高い食事を与えましょう。寒い3季節にはエネルギーを消費しやすいため、カロリーがやや高めのフードを選ぶことも有効です。
被毛のケア
猫の被毛は寒さから体を守る大切な役割を持っています。特に換毛期のケアをしっかり行い、ブラッシングなどで被毛の健康を保つことが大切です。健康な毛が体を暖かく守ってくれます。
ヒーターや電気毛布の使用に注意
猫は暖かい場所を好みますが、ヒーターや電気毛布を直接使う際には注意が必要です。
・やけどを防ぐため、ヒーターの前には安全柵を設置
・電気毛布は温度設定を低めにし、直接触れ続けないように調整
・コードもかじられないための工夫
僕ね、一度ストーブにさわっちゃって、肉球をやけどしたことがあるんだ。痛かったよ~~~。
いつでも水を飲める環境
冬場は空気が乾燥しやすいため、水分補給も必要です。猫がいつでも新鮮な水を飲めるようにして、脱水症状を防ぎましょう。水分摂取が泌尿器系の健康維持に大切です。
冬はね、ぬるま湯もらうの。ガブガブ飲めるよ。
手軽にできる猫の寒さ対策グッズ
ペット用ヒーターやブランケット
ペットショップでは、猫用のヒーターや電気毛布が販売されています。安全なものを選んで、猫が暖かく過ごせるようにしましょう。温度調節ができるものがおすすめです。
わたしはね、ケージの上に、電気マットや毛布を敷いてもらってるの。冬の夜も、あたたかいからひとりで寝れるよ。わたしはあそこが大好き!
安価なもので寒さ対策
100均で手に入りそうなものです。参考にしてみてくださいね!
品物 | 説明 |
フリースブランケット | 猫のベッドや寝床に敷いたり、ソファや床の冷たい場所に敷いてあげることで、猫が快適に過ごせます |
クッションや座布団 | これらを床に置いて、猫が直接冷たい床に触れないようにするのがポイントです。猫が好む柔らかい素材を選んで、暖かい寝床を作ってあげましょう |
アルミシートや断熱シート | 断熱効果のあるアルミシートや断熱シートは、床からの冷えを防ぐのに役立ちます。猫のベッドの下や、寝床周辺に敷くことで冷気を遮断し、温かさを保てます |
ペットボトル湯たんぽ湯たんぽ | ペットボトルにお湯を入れて、タオルで包んだ即席の湯たんぽを作ることもできます。これを猫の寝床に入れることで、やさしい暖かさを提供できます。ただし、低温やけどに注意して、直接猫の体に触れないようにしましょう。 |
段ボール箱 | 100均で手に入る小さめの段ボール箱は、簡単に猫の隠れ家や暖かい寝床として使えます。内側にブランケットを敷いたり、入り口に布をかけると、さらに保温効果が高まります |
ジョイントマット | 冷たいフローリングやタイルの上に滑り止めシートを敷くことで、床の冷たさを和らげることができます。猫が歩いたり寝たりする場所に敷くと、冷えを防ぎつつ滑りにくくなるので安心です。 |
ドアすき間防止グッズ | 100均ではドアや窓の隙間をふさぐためのアイテムも売られています。これを使って、冷たい空気が入るのを防ぐことで、部屋全体の温度を保ち、猫のいる環境を暖かく保つことができます。 |
使い捨てカイロ | 使い捨てカイロをタオルで包んで、猫の寝床に置くことも寒さ対策に有効です。ただし、猫が直接カイロに触れないようにしましょう。猫がカイロを食べないように使い終わったら片づけをしましょう。 |
猫にやさしい服を選ぶポイント
高齢で寒がりな猫には、猫用のセーターやコートを着せるのも一つの手です。肌触りがよく、動きやすい素材のものを選ぶことが大切です。服を嫌う猫ちゃんもいるのでストレスには気をつけてくださいね。
アニマルレイキを使う
アニマルレイキって何?
アニマルレイキは、自然エネルギーを使ったヒーリングの一種で、心や体を癒す方法です。猫ちゃんに飼い主さんの手を優しく当てるだけでアニマルレイキができます。猫にアニマルレイキを行うことで、寒さやストレスを和らげる効果があります。特に高齢猫や、寒さに弱い猫には、レイキを行うことでリラックスさせてあげることができます。
まとめ
猫の寒さ対策で元気に冬を過ごそう!
・猫は寒さが苦手です
・体温が下がると免疫力がおちて猫風邪などの感染症にかかりやすくなります
・飲水量も減ることから泌尿器系の病気もかかりやすくなるので、水分摂取も大切です。
・暖房器具を使うときは火の扱いやコードについても注意が必要です。火を使わない暖の取り方もあります。
今すぐ、アニマルレイキで癒すことで猫ちゃんのストレスを軽減し、猫ちゃんの自然治癒力をアップしよう
アニマルレイキをすると、猫ちゃんのストレスレベルが下がり、リラックスをするリズムをつくることができます。
継続してアニマルレイキをすることで、猫ちゃんの自己治癒力をUPし、病気の予防にもつながります。
アニマルレイキは、愛をこめて撫でるだけで猫ちゃんとの信頼関係も深まり、健康にもなる自然治癒力活性化メソッドです。
アニマルレイキについてステップメールで学ぼう
アニマルレイキがあれば、ねこちゃんとの信頼関係が増し、お互いにリラックスします。心も体もストレスが緩和され、治療の効果も出やすいです。
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この記事の監修者
獣医師:福井利恵
日本獣医生命科学大学 1999年卒業
アニマルレイキ協会の代表理事
愛をこめてなでるだけ自然治癒力活性化メソッド「アニマルレイキ®︎」の創始者
動物と人の最高の関係を築くために、アニマルレイキワークショップを開催
多くの飼い主とそのペットたちがより豊かな生活を送る手助けをしています。