✅肥満細胞腫ってどんな病気?
✅肥満細胞腫は悪性?
✅肥満細胞腫の検査はどんなことするの?
✅肥満細胞腫の治療方法は?
✅飼い主さんにできることは何?
✅犬の肥満細胞腫についてわかります
✅肥満細胞腫の診断方法がわかります
✅肥満細胞腫の治療方法がわかります
✅肥満細胞腫の愛犬のケアの仕方がわかります
愛犬の体にできたできものが「肥満細胞腫」って診断されて、「うちの子、太ってないのになんで?」と思ったこと、ないですか? そんな飼い主さんに読んでもらいたいです。
肥満細胞腫とはどんな病気?
肥満細胞ってなに?
・肥満と肥満細胞は関係ありません。
・肥満細胞はアレルギー反応や免疫にかかわっている細胞です。
・主に皮膚や消化管、呼吸器に多く存在しています。
肥満細胞は「ヒスタミン」を持ってるんだ。花粉症の人が花粉を吸うと、肥満細胞がヒスタミンを出すんだ。それで鼻がむずむずしたり、くしゃみが出たり、かゆくなったりするんだ。花粉症の症状はこれだね。
肥満細胞は体を守るために、異物が入るとアレルギー反応を起こして、異物を体から追い出そうとするんだ。
犬の皮ふにできる肥満細胞腫は悪性の腫瘍です
・肥満細胞がガンになったのが「肥満細胞腫」です。皮膚にできやすいですが、粘膜や筋肉、内臓にもできることがあります。
・悪性度は3段階で分けられていて、手術で取った腫瘍を調べるとグレードがわかります。
グレードは手術しないと正確にはわかりません。手術前に、できものの見た目や細胞を顕微鏡で見ることで、大まかな判断ができます。だから、飼い主さんからの情報がとても重要です。『いつからしこりができて、どのくらいの期間で大きくなったのか』を獣医さんに伝えると助かるんだよ。
グレードⅠ | グレードⅡ | グレードⅢ | |
悪性度 | 低い | 中等悪性度 | 高い |
転移 | しずらい | することもあり | しやすい |
再発 | しずらい | しやすい | とても起こしやすい |
治療 | 手術 | 手術(広範囲切除)+場合によって抗がん剤や放射線治療を行います | きちんと切除できたら完治を期待できます |
予後 | きちんと切除できたら完治する可能性が高いです | ・きちんと切除できたら完治が期待できます ・再発や転移することもあります | 悪性度が高いので、治療しても治りにくいことが多いです |
皮膚以外にできた肥満細胞腫は分類せず、悪性度の高いものとして治療します。
肥満細胞腫は犬の体にこんなことを起こしているよ
症状 | 説明 |
しこり | 皮膚や皮下にしこりができる |
かゆみ | ヒスタミンがたくさん出て強いかゆみがでる |
嘔吐 | 内臓に影響があると、嘔吐することがある |
下痢 | 消化器系に影響があると、下痢することがある |
食欲不振 | 痛みや不快感から食欲がなくなることがある |
肥満細胞腫の検査はどういう検査をするの?
検査 | 説明 |
血液検査 | 内臓の状態や全身状態の確認する |
レントゲン検査 | 胸部や腹部の転移を確認する |
超音波検査 | 内臓の状態を調べる |
CT検査 | 腫瘍の場所や大きさを詳しく確認する |
細胞診 | しこりから細胞を採取し、顕微鏡で調べる |
リンパ節針吸引検 | 転移があるかどうか確認するために、リンパ節から細胞を取る |
肝臓脾臓針吸引検査 | 内臓に転移があるかどうか確認する |
骨髄検査 | 骨髄に転移があるかどうか調べる |
ヒスタミン濃度検査 | ヒスタミンレベルを測って、腫瘍がどれくらい活発かを確認する |
遺伝子検査 | 腫瘍の特性を遺伝子レベルで調べる |
・骨髄検査やCT検査は麻酔が必要だよ。犬はじっとしてないもんね。
・リンパ節や肝臓、脾臓の検査は状況によって行うんだ。
・遺伝子検査は手術の後に行います。
肥満細胞腫はどんな治療を行うの?
外科的治療
腫瘍の治療法としては、手術で切除するのが一般的です。
早期に見つけて早期に治療することが効果的です。転移がない肥満細胞腫は、適切な手術で治る可能性があります。
小さな腫瘍でも、見えない部分に広がっている可能性があるから、広い範囲を切除する必要があるんだって。傷は大きくなるけど、治るためだから仕方ないね。
放射線治療
手術が難しい場合や、再発のリスクが高いときに行います。
腫瘍に放射線を当ててダメージを与える方法です。1回ではなく、5~20回ほどの照射が必要です。
どこの病院でもできることではなくて、専門の病院じゃないとダメなんだって。ちょっと費用もかかるみたいだよ。
内科的治療
飲み薬や注射薬によって行います。
抗がん剤治療
腫瘍の増殖を抑えるために使います。
2~3週間に一度行いますが、正常な組織にも影響してしまうので、副作用に注意が必要です。
ステロイドホルモンを使う
・炎症を抑えます。
・肥満細胞の増えるのを抑えます。
・ヒスタミンが放出を抑えます。
・肥満細胞腫を小さくする効果があります。
いっぱいいい効果はあるけど、
効果が長続きしないから他の薬と一緒に組み合わせることが多いよ。
分子標的薬を使う
・がん細胞が大きくなるのを防ぎます。
・正常な細胞への影響が抗がん剤より少ないです。
この薬が効くかどうかを調べるために「C-kit遺伝子変異検査」を行います。検査結果で「効かない」と出ても、実際には効くことが結構あるそうです。
飼い主さんができること
愛犬の免疫力を保つために、日常生活に必要なことをまとめました。
食事
✅合わないフードは消化不良を引き起こし、必要な栄養が取れなくなります。栄養が不足すると体力が落ちます。
✅バランスの良い食事は大切です。
✅愛犬には年齢や体質に合ったフードを選びましょう。
睡眠
睡眠不足は自律神経のバランスが崩し、免疫力が下がる原因になります。
愛犬の睡眠環境を見直しましょう。
✅気温・湿度はどうですか?
✅すき間風などはありませんか?
✅静かなところですか?
運動
適度な運動をすると、血行が良くなり、免疫細胞が体に運ばれやすくなります。また、代謝が上がり、体力を保ち、ストレスも減らせます。
✅お散歩や遊びはしていますか?
✅あまり歩けない子はお外の風に当たるだけでもリフレッシュできます。
ストレスケア
ストレスは自律神経のバランスを乱し、免疫力を低下させます。
ストレスを減らすためにはどうしたらいいでしょう?
✅毎日わんちゃんとラブラブしていますか?
✅ワンちゃんがくつろげる場所はありますか?
アニマルレイキも免疫力をあげるひとつの方法です
アニマルレイキは、ヒーリングの一種で、わんちゃんの自然治癒力を高めます。
アニマルレイキってなに?
アニマルレイキは、動物に手を当てるシンプルな療法です。
動物のエネルギーバランスを整えて、リラックス効果や免疫力アップが期待できます。飼い主さんの手があれば、誰でも簡単にできますよ。
わんちゃんの体に手を当てると、癒しのエネルギーが伝わります。血行が良くなり、コリが取れて体調が整います。心にも癒しを送ることができますよ。
アニマルレイキは肥満細胞腫の犬にどんな風に効くの?
・病気のワンちゃんはストレスが多いから、アニマルレイキでストレスを減らせます。
・アニマルレイキは痛みを和らげます。
・免疫力が上がります。
・体と心がリラックスして、治療効果が高まりやすくなります。
・抗がん剤や分子標的薬の副作用による苦痛を軽減します。
まとめ
・犬の肥満細胞腫は悪性腫瘍です。
・治療方法は外科的治療、放射線治療、内科的治療です。病状によって治療法を組み合わせて行います。
・わんちゃんの免疫力向上のためには、バランスのとれた食事、質の良い睡眠、程よい運動、ストレスケアです。
・免疫力アップにはアニマルレイキはおすすめです。
今すぐ、できることをして、愛犬を健康ハッピーに!
アニマルレイキは一部の動物病院やご家庭でも使われていますが、苦痛を和らげ、リラックスさせる効果が見られています。今すぐ、回復力を底上げすることで、わんちゃんと元気に過ごしましょう。
アニマルレイキは、愛をこめて撫でるだけでわんちゃんとの信頼関係も深まり、健康にもなる自然治癒力活性化メソッドです。
アニマルレイキがあれば、自己治癒力が働きやすくなり、症状緩和や発症予防につながります。
アニマルレイキがあれば、わんちゃんとの信頼関係が増し、お互いにリラックスします。心も体もストレスが緩和され、治療の効果も出やすいです。
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この記事の監修者
獣医師:福井利恵
日本獣医生命科学大学 1999年卒業
アニマルレイキ協会の代表理事
愛をこめてなでるだけ自然治癒力活性化メソッド「アニマルレイキ®︎」の創始者
動物と人の最高の関係を築くために、アニマルレイキワークショップを開催
多くの飼い主とそのペットたちがより豊かな生活を送る手助けをしています。