✅ 愛犬の歯が欠けた!
✅ どうしよう?どこに見てもらえばいいの?
✅ どんな治療法があるのか知りたい
✅ 治療費はどれくらいかかるの?
✅ 愛犬の歯が欠ける原因と対処法がわかる
✅ 具体的な治療方法が理解できる
✅ 治療費の目安を知ることができる
✅ 獣医師の視点からのアドバイスを得られる
1. 犬の歯が欠ける原因と症状
犬の歯が欠ける原因
硬いものを噛んだ:
骨や硬いおもちゃなどを噛むことで歯が欠けることがあります。破折の50%以上が、硬いものを噛んだという報告があります。
喧嘩や事故による破折もあります。
ガムでも注意:
特にひづめや硬いガムは歯を傷つける原因になります。
1位:ひづめ
2位:デンタルガム
3位:骨
4位:乾燥おやつ
5位:おもちゃ
6位:ガム
破折の原因に、そのほか、他の犬との喧嘩、交通事故、高いところからの落下、衝突事故が原因と報告があります。
歯が欠ける/ヒビが入る理由とリスク
歯が欠けることの理由とリスクは、痛みがある可能性や感染があげられます。
痛み
欠けた歯は痛みを伴うことがあり、愛犬が食事をしにくくなることもあります。
歯の破折を認め、歯髄が出てしまった場合は、激しい痛みを感じるはずですが、外からみるだけだと、わかりづらいです。
飼い主さんも気づくことは少ないです。
痛みの症状は
・固いものを食べなくなった、
・食べる時間が長くなった、
・おもちゃで遊ばなくなった、
・首をかしげてものを食べているよう、
・何らかのしぐさや行動の変化
がみられることがあるわん。
僕も、10歳すぎて全部歯がだめになったわーん。
歯髄の感染
歯が欠けると、内部の歯髄が露出し、感染リスクが高まります。
犬の歯の構造
犬の歯は、複雑な構造を持ち、その折れた部分によって分けられます。
破折の種類
破折の種類には、複雑破折、単純破折、歯根破折などがあります。
破折の種類
破折には、その部位と範囲によって分類されます。
歯冠のみ:
1)エナメル質不完全破折(亀裂)
エナメル質は感受性のある痛みを示す象牙質を保護している。エナメル質は柔軟性がないために、ひびが入ることが多いです。
通常は、経過観察だわん。
2)エナメル質破折
エナメル質の破折ではの知覚過敏と免疫系への侵攻が起こることがあります。
エナメル質破折では、表面をスムージングという方法で治療することがあります。
象牙質まで:
3)単純性歯冠破折
エナメル質が広範囲に喪失した場合。
象牙細管を通して細菌が侵入する恐れがあるため、口の中のX線検査を行います。
歯髄まで
4)複雑性歯冠破折
歯髄が出てしまうので、歯の疾患を引き起こします。
通常、口を開けるときや口を閉じる時に、強い痛みを示すことが多いです。
ここまでくると、抜歯、抜髄根管治療が適応となることが多いわん。
歯冠〜歯根まで
5)単純性歯冠ー歯根破折
象牙質の破折を含む場合と含まない場合がある。象牙質が健全で、歯髄の防御システムが働いていれば、破折部の歯髄側に修復象牙質が形成され、歯髄が保護されます。
歯髄に近い部位まで破折が入り込んでいる場合は、抜歯になります。
単純性歯冠ー歯根破折の治療は、抜歯になることが多いわん。
6)複雑性歯冠ー歯根破折
抜歯の適応となります。
歯根
7)歯根破折
• 歯根の上部3分の1が折れた場合、通常は抜歯または根管治療を行います。
• その後、可能であればポストを使って歯の修復を試みますが、予後はあまり良くないことが多いです。
• 折れた部位の状態によっては治癒することもあります。
• 破折部分の間隔が広すぎる・歯がぐらぐらしている→こうした場合、セメント質による治癒は期待できず、繊維性結合組織が残ることがあります。
愛犬の歯が折れた(欠けた)場合の初期対応
冷静に対応:
まずは落ち着いて、愛犬の口の中を確認しましょう。
ほとんど飼い主が気づくことはありません。
緊急を要する症状とその対策
応急処置の方法:
どこかにぶつけた、喧嘩をしたなどで、出血部位があれば綿などで止血をしたいですが・・・
食べてしまう可能性があるので、とにかく動物病院へいきましょう。
3. 犬の歯が欠けた場合の治療方法
歯の破折の治療:方法と手順
• 保存的治療: 欠けた部分だけを治療し、歯をできるだけ残します。
• 歯の詰め物: 人間と同じように、欠けた部分に詰め物をすることもあります。
抜髄根管治療とは:治療の流れと詳細
抜髄根管治療は、すでに機能を果たしていないと判断された歯髄(失活歯)を除去して、根管内に充填材を充填する方法です。
✅ 破折時の年齢:成熟は(根尖が閉じている)か未成熟歯か、あるいは歯髄細胞は活性化しているか?
✅ 歯の破折部位の歯周組織の状態
✅ 破折からの経過時間
✅ 破折線が歯肉したに深く入りこんでいるか否か
✅ 個体の生活習慣や噛み癖の状態(硬いものをかむくせがあるか)
✅ 破折部位と形
✅ 定期的に動物病院へいくことは可能か
✅ 定期的に鎮静もしくは麻酔したでの口腔内X線検査や処置が可能か?
✅ 露髄の有無
✅ 歯科治療に対する獣医師の技術の程度
治療の流れ:
歯髄を取り除き、根管を清掃してから詰め物をします。
1)アクセスポイントから窟洞を形成します。
2)抜髄根管拡大・清掃・乾燥をさせる。
3)根管をがったパッチャポイントとシーラーで充填します。
4)余分な充填材を切断します。
5)裏層材と最中充填材を充填します。
抜髄根管治療のメリットとデメリット
虫歯になるリスクがなくなりますが、歯は死んでしまい、生活歯ではなくなります。
また、フリスビーや硬い玩具をあげつづける愛主さんに相談のもと、抜歯を選択することもあります。
4. 治療費と費用の目安治療費の詳細:治療ごとの費用
必ず、全身麻酔が必要になります。
大体100,000から300,000円位は見ておきましょう。
各動物病院に見積もりをお願いしてきいてから依頼してくださいね。
治療後も、定期的に麻酔をした状態チェックが必要となります。
持病がある場合などは、最初から抜歯を選択する場合もあります。
治療後のケアと注意点 • 継続的なケア: 治療後も定期的なチェックとケアが必要です。
定期的に動物病院で鎮静下、麻酔下でのチェックが必要になる場合があります。
経過観察は必ず行いましょう。できない場合は、抜歯をしてもらうことがあります。
5. 予防方法と日常ケア
歯が欠けやすい犬種の特徴
• エナメル形成不全: 先天的にエナメル質が弱い犬種は特に注意が必要です。
(胎児期に、テトラサイクリン系抗生物質を使っていたなどでなりやすいと言われます)
犬の歯のエナメル質は、人間のものの10分の1くらいの厚さなんだわん。だから、折れ安いんだわん・・・エナメルにヒビが入ったりもしやすいんだわん。
毎日のケア方法と予防策
• 硬いものを避ける: 硬いおもちゃやガムを与えないようにしましょう。
• 適切な食事: 歯に負担の少ない食事を心がけましょう。
注意すべき食べ物とおもちゃ
犬歯が折れるのは、本来獲物を取る時と違う方向に力が入るのが原因の1つです。
その原因として、ロープの引っ張り合いなどの遊びが原因になることがあります。
不自然な方向へひっぱらないこと。
7. まとめ
犬の歯の健康を保つための総まとめ
• 継続的なケアの重要性とその方法:毎日のケアが愛犬の歯の健康を守ります。
歯が折れることの予防は、硬いものを与えないことです。
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出典:G0-VET 特集 歯の破折 2021年9月 通巻16号