耳をひっかく、頭を頻繁に振る愛犬の様子が心配
耳からイヤな臭いがするけど、何が原因か分からない
どれくらいの頻度で耳掃除するべきか、悩んでいませんか?
外耳炎の再発が怖くて、どんな予防が必要かわからない
外耳炎の初期サインがわかるので、早めに対応できる!
耳の臭いや異常の原因がわかり、適切なケアができるようになる!
耳掃除の方法や頻度が分かり、自宅ケアに自信が持てる!
外耳炎の予防法を知り、再発防止の対策がしっかりできる!
実家のわんこはたれ耳です。耳が蒸れて外耳炎になってしまうから、いつも注意してお掃除をしていると聞いていました。外耳炎にならないためにはどうしたらいいのか?、わたしもちょっと勉強してみました。
外耳炎とは?
外耳炎とは、外耳道(耳の外側の部分)が炎症を起こしている状態です。
外耳道の炎症は、かゆみや痛みがあり、犬にとって不快な症状を引き起こします。早めに発見し、適切な治療を行うことが大切です。
耳の絵のうす茶色のところが外耳だよ。鼓膜より手前だね。
外耳炎の症状と観察ポイント
症状 | 観察ポイント |
✅耳垢の増加 | 通常よりも多くの耳垢が見られる場合 |
✅嫌な臭いがする | 耳から悪臭がする |
✅耳の赤み | 耳の内側が赤くなっている |
✅頭を振る、耳をかく | 頻繁に耳をひっかいたり頭を振る |
✅痛みのサイン | 耳を触ると嫌がる、元気がない |
もしこれらの症状が見られたら、獣医さんに診てもらいましょう。早めに診断を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。
外耳炎の原因とリスク
外耳炎の原因はさまざまで、特に次のような要因が考えられます
原因 | 説明 |
アレルギー | 食物や環境によるもの |
細菌感染 | 細菌に感染する |
真菌(カビ)感染 | 湿気が原因で真菌が繁殖する |
耳掃除のしすぎ | 耳を傷つけ、炎症が生じやすくなる |
湿気 | 湿気がこもりやすく、感染症のリスクが高まる |
耳の形が垂れている犬種(例:ゴールデン・レトリバーやプードル)は、通気性が悪く、湿気がこもりやすいため外耳炎にかかりやすいとされています。
自宅でできる予防法
日常の耳ケアの基本と適切な頻度
耳掃除は月に1~2回程度が目安で行いましょう。犬の耳の奥は曲がっていてまっすぐではないので、綿棒は使わず、柔らかいガーゼやコットンで優しく拭き取ります。普段は汚れたら拭くくらいで大丈夫です。
週に一回くらいは耳の様子を観察してくださいね。
①準備するもの
- 柔らかい布やコットン(乾いたものまたは少し湿らせたもの)
- お湯や犬用の耳クリーナー(人間用のものやアルコールは避けてね)
- ご褒美(おやつで気分アップ!)
- 綿棒
- アルコールやウエットティッシュ
- 耳掃除をやり過ぎない
②落ち着いた環境を作る
まず、ワンちゃんがリラックスできる静かな場所を選ぼう。撫でてあげたり、優しく声をかけたりして安心させてあげましょう。
③耳の確認
耳をそっとめくって、汚れがたまっていないか確認しよう。赤みや臭い、ひどい汚れがあったら、耳のトラブルの可能性もあるから、その場合は獣医さんに相談するのがベスト!
➃耳クリーナーの使い方
・コットンやガーゼに耳クリーナーをたらす。
・見える範囲内のよごれをやさしく拭きとります(クリーナーでなくてもお湯で湿らせてもいいです)
耳の中にクリーナーを入れてお掃除する場合は、獣医さんに必要か聞いてからにしましょう。多くの犬は自浄作用があるのでそこまでしなくても大丈夫なことが多いです。
⑤汚れを拭き取る
柔らかい布やコットンで、浮いた汚れをそっと拭き取りましょう。耳の奥までは入れないように気をつけて!
⑥褒めてご褒美!
たくさんほめてあげてくださいね。
湿気を避けるケア
お風呂や泳いだ後は、耳の中をしっかり乾かすことが大切です。乾いたタオルや柔らかい布で水分を取り除き、必要によってはドライヤーを使っても良いですが、弱めで使ってくださいね。
アニマルレイキでのケア
アニマルレイキは、手を当てるだけの手当療法です。犬がリラックスできる環境を作ることを手助けします。ストレスを軽減して、自己治癒力向上をサポートします。ケアのひとつとして、耳掃除前のリラックスのために取り入れてみるといいかもしれません。
動物病院での治療法
診断
検査の流れ
1視診と耳鏡検査で炎症の範囲を見て、必要に応じて耳垢を採取します。
2細胞検査や培養検査で細菌や真菌の種類を特定し、適切な薬を選びます。
3治療後のフォローとして再検査が行われることもあり、炎症が治まったか確認します。
検査 | 説明 |
視診 | ・獣医さんが直接耳の中を見て、赤みや腫れ、耳垢の量、耳の中の臭いなどをチェックします。 ・見た目だけでなく、耳を触られて痛がるかどうかも確認し、痛みの度合いを把握します。 |
耳鏡検査 | ・耳鏡を使って外耳道の奥まで観察します。 ・耳の内部を拡大して見れるため、炎症の範囲や、異物(植物の種やゴミなど)がないかどうかも確認できます。 |
細胞検査(耳垢の顕微鏡検査) | ・耳垢や分泌物を少量採取し、顕微鏡で細菌や真菌(カビ)、寄生虫(耳ダニ)などの有無を確認します。 ・特に細菌や真菌の種類がわかると、どの治療薬が効果的かを見極める手助けになります。 |
培養検査 | ・細菌や真菌が見つかった場合、さらに詳しく調べるために培養検査が行われることがあります。 ・耳垢を培養して、どの抗生物質や抗真菌薬が効果的かを特定することができるため、治療がより正確になります。 |
アレルギー検査 | ・外耳炎の原因がアレルギーによるものである可能性がある場合、アレルギー検査を行うことがあります。 ・特定の食べ物や環境アレルゲン(花粉、ほこりなど)が関係しているかどうかを調べます。 |
治療
治療法は次のようなものがあります。
治療法 | 説明 |
耳の洗浄 | ・耳の中の汚れや耳垢を取り除くために、耳の洗浄を行います。 ・洗浄は、耳垢を柔らかくして取り除き、炎症の原因となる細菌や真菌を除去するために必要です。 ・自宅で行う場合は、獣医さんに指示に従って、犬専用の洗浄液を使って優しくケアしましょう。 |
点耳薬の使用 | ・抗生物質:細菌感染が原因の場合、抗生物質の点耳薬を使用します。 ・抗真菌薬:真菌(カビ)が原因の場合、抗真菌薬が処方されます。 ・ステロイド剤:炎症やかゆみを抑えるために、ステロイドが含まれた薬を使用することがあります。これは特にかゆみがひどい場合に有効です。 |
内服薬の処方 | ・外用薬だけでなく、必要に応じて内服薬が処方されることもあります。 ・感染が広がっていたり、耳の奥まで炎症が及んでいる場合は、内服の抗生物質や抗真菌薬で体の中から治療を行います。 |
アレルギー治療 | 外耳炎の原因がアレルギーに関連している場合、アレルギー対策も重要です。 アレルギー用の食事:特定の食物が原因の場合、アレルギー対応のフードに切り替えることが勧められます。 抗ヒスタミン剤や免疫抑制剤:必要に応じて、かゆみを抑えるための薬が使われることもあります。 |
定期的なフォローアップ | ・治療が始まった後も、定期的なフォローアップが必要です。特に外耳炎は再発しやすいので、完治しているかどうかを確認します。 ・必要に応じて耳の洗浄や薬の調整を行い、再発を防ぎます。 |
再発予防
・外耳炎は再発しやすい病気なので、日頃から耳の様子をチェックして、ケアしていくことが大切です。
・症状が少しでもみられたら、早めに獣医さんに相談し、悪化を防ぎましょう。
まとめ
・外耳炎は日頃のケアで予防できる病気です。
・早期発見とこまめなケアで、愛犬の健康を守りましょう。
・アニマルレイキを取り入れることで、わんちゃんがリラックスしやすく、自己治癒力もアップします。
今すぐ、できることをして、愛犬を健康ハッピーに!
アニマルレイキは一部の動物病院やご家庭でも使われていますが、苦痛を和らげ、リラックスさせる効果が見られています。今すぐ、回復力を底上げすることで、わんちゃんと元気に過ごしましょう。
アニマルレイキは、愛をこめて撫でるだけでわんちゃんとの信頼関係も深まり、健康にもなる自然治癒力活性化メソッドです。
アニマルレイキがあれば、自己治癒力が働きやすくなり、症状緩和や発症予防につながります。
アニマルレイキがあれば、わんちゃんとの信頼関係が増し、お互いにリラックスします。心も体もストレスが緩和され、治療の効果も出やすいです。
アニマルレイキは、愛をこめて撫でるだけでワンちゃんとの信頼関係も深まり、健康にもなる自然治癒力活性化メソッドです。
▼▼▼こちらからメール講座へ申し込んでくださいね! ▼▼▼
この記事の監修者
獣医師:福井利恵
日本獣医生命科学大学 1999年卒業
アニマルレイキ協会の代表理事
愛をこめてなでるだけ自然治癒力活性化メソッド「アニマルレイキ®︎」の創始者
動物と人の最高の関係を築くために、アニマルレイキワークショップを開催
多くの飼い主とそのペットたちがより豊かな生活を送る手助けをしています。