✅ 皮膚にハゲや湿疹がある
✅ 上唇、口の中、肉球や太ももにしこりや潰瘍が出来ている
✅ 目や耳の周りが赤くなっている
✅ 顔、足、下胸部、お腹をかゆがっている
✅ 足や指のところを舐めたり噛んだりしている
✅ 便がゆるい
✅ 愛猫の皮膚症状が心配
✅ 猫のアレルギーの原因が知ることができます
✅ 猫のアレルギーの治療法が分かります
✅ 猫のアレルギーの時にどんな検査が必要なのか分かります
✅ 飼い主さんご自身で出来ることが分かります
目次
猫のアレルギーの症状
人もアレルギーが出ることがあるように、猫もアレルギーになることがあります。猫のアレルギーの一番の症状はとても強いかゆみです。かゆくて、自分でかきむしったり、なめたりしてしまうため、毛が抜けたり、肌がハゲてしまったりします。特に、猫の耳やあごの下にはアレルギーに関係する細胞がたくさんあるため、そこが特にかゆくなりやすいです。
食物アレルギーの場合、特定の食べ物を食べると、その食べ物に強く反応してしまって、下痢や吐き気が出ることもあります。
また、猫を手でなでた時に、皮膚に赤みや湿疹、しこり、またはフケが見られたら、それもアレルギーの症状かもしれません。
猫のアレルギーの原因
1.食物アレルギー
食物アレルギーとは、食べ物に含まれている特定のたんぱく質に、体が反応してしまうことです。普段食べている食べ物が原因で、特定の食べ物を食べると、すぐに症状が出ることがあります。このアレルギーによって、湿疹が出来たり、皮膚がかゆくなったり、お腹が痛くなったり、下痢をしたりすることがあります。食物アレルギーの原因とされるたんぱく質は、豚肉、鶏肉、牛肉、魚、大豆、卵、小麦などに含まれています。特に猫は肉を食べるのが普通ですが、穀物や豆、芋などは消化しづらいのです。
2.ノミ(昆虫)アレルギー
ノミは気候が暖かくなると活動が活発になります。特に夏から晩秋にかけてノミが増えやすくなりますが、冬でも家の中が暖かければ、ノミは卵を産みます。ノミはとても小さい虫で、大きさはだいたい1.5ミリメートルです。猫のノミや犬のノミなどいくつかの種類がいます。ノミは猫の皮膚を噛むと、その唾液からアレルギー性の皮膚病が起こることがあります。ノミが噛むと血を吸います。特に小さな子猫では、ノミが多いと貧血を起こすことがあるため、注意が必要です。ノミに噛まれると皮膚炎も起こりやすく、人にも移る可能性があるので気をつけましょう。
ノミアレルギー性皮膚炎の症状
- すごくかゆいです。
- かゆいので、毛をたくさんかきむしって、毛が抜けてしまいます。
- 皮膚に小さな湿疹ができます。
- 毛の根元近くにノミが住んでいることがあります。
- ノミが出した小さな黒い点(ノミのふん)が見られることがあります。
3.アトピーアレルギー
アトピーアレルギーは空気中にある特定のアレルゲンが、皮膚のバリア機能を乱し、症状がでるアレルギーです。
原因となりやすいもの
- 花粉
- ハウスダスト
- カビ、ダニ
- 化学薬品(例えばスプレー類や消臭剤など)
4.猫喘息
猫も人間と同じように、喘息を持つことがあります。何かの物質に反応して、猫の気道が敏感になり、狭くなったり炎症を起こしたりします。これは特に年をとった猫に多いです。喘息を引き起こす物質としては、タバコの煙、家のほこり、猫の砂のほこり、香水、消臭スプレー、食べ物、花粉、天気の変化などがあります。
猫の喘息の症状には、咳が出ること、ヒューヒューという音がすること、普通よりも呼吸が多いこと(通常は一分間に20~40回)、苦しそうに口を開けて息をすることがあります。
5.猫の接触性アレルギー
猫の接触性アレルギーとは、猫が日常で触れるもの、例えば絨毯や食器などからアレルギーを起こすことがあります。これらのものに含まれるアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)が、猫の皮膚に触れることで、アレルギーの症状が出ることがあります。
猫の接触アレルギーを起こす主な日用品
- 絨毯、ぬいぐるみ
- 食器類 フッ素加工、プラスチック製品など
- 金属アレルギー
- 石鹸
- ゴム・皮製品
- 駆虫薬、ノミ取りの首輪 など
猫のアレルギー検査の種類と特徴
血液検査 採血を行う
除去食試験・負荷試験
- 原因となる食材を外したり、入れたりしたときに症状が出るかをみる検査
顕微鏡検査
- 皮膚の一部を採取して、原因は虫やカビ原因でないか顕微鏡で見る検査
- 好酸球肉芽腫が原因だと、かゆみの強いところの皮膚から好酸球が沢山みられる
猫の食物アレルギーのアレルゲン検査
除去食試験
アレルギーの原因の可能性のある食材を取り除いたフードを約12週間与えます。
症状がでるかどうか見ていきます。アレルギーの原因食材を見つける検査です。
負荷試験
除去食を与えて症状が治まったあと、もう一度元の食事になった時に、再発するかチェックします。
アレルゲンは1種類とは限らず、時間はかかります。
動物病院で医師と相談しながらやりやすい方法で行いましょう。
猫のアレルギー全般に血液検査?
動物病院のほとんどが血液検査によるアレルギー検査をしています。
アレルゲンの種類を見つけるために行ないます。
その中には、草木、食物、カビ、ハウスダストなどまで出来る検査もあります。
食物アレルギーでは主にIgEが関係するものとリンパ球が関係するものとがあります。
特異的IgE抗体検査 特定のアレルゲンに反応するか調べる
検査項目が多いため、高額な検査となります。検査結果が必ずしも正解ではないこともあります。
陽性でも症状がでてないこともあり、臨床症状と合わせて参考にします。
・非特異的IgE抗体検査
普通は極めて少ないIgE抗体が基準値より多いとアレルギー体質だということが分かります。
リンパ反応検査
IgE以外にアレルゲンによって活性化されたリンパ球によっても症状が出ることもあります。
血液検査の結果が出るのにおおよそ2週間程度かかります。
猫のアレルギー検査に掛かる費用
病院によって検査費用の幅はありますが、
血液検査は2~3万円です。
食物アレルギーのアレルゲン検査は
診察料+実費(フード代など)になります。
いろいろなフードを試していくので時間と労力がかかります。
病院でもらうノミ駆除内服薬の場合一か月続くもので平均1300円くらい
首に垂らす外用薬の場合一か月続くもので平均1000円くらい
レボリューションだとフィラリア予防も兼ねて1000円から1300円くらいです
猫のアレルギーの治療
猫の食品アレルギーの治療
特定の食べ物が原因だと分っている時はその食べ物をあげないようにし、低アレルギー食を与えます。低アレルギー食はアレルゲンと体が認識しないくらいまで小さく分解したたんぱく質を使っています。
注意することは他の食べ物を勝手にあげないことと、途中で療法食をやめないことです。
また、必要なときは抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬による治療を行います。
猫のノミ(昆虫)アレルギーの治療
ステロイドや抗ヒスタミン剤を使いながら皮膚症状を良くして、ノミ駆除剤を使います。
ノミ駆除剤にはいくつかのタイプがあります
- スポットタイプ:皮膚に薬を垂らすタイプ。一か月に一回投与するものが多いです
- 食べるお薬:即効性があります。
- シャンプーなどもあります。
また、室内で生活している場合は、お部屋にもノミがいると思われるので絨毯や畳、猫のベッド、おもちゃ、お部屋の中もお掃除や洗濯が必要になります。
また、多頭飼いしている場合はその子たちも駆除剤が必要になります。
猫のアトピー(吸入)アレルギーの治療
症状によって、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などの薬物療法を行います。中々、完全に治すことが難しく、お薬を使って治療していくことが必要になってきます。サプリメントを使って皮膚のバリア機能を高めたり、お部屋のハウスダストや花粉、カビなどを空気清浄器を使って減らしていくことも対策のひとつになるでしょう。
猫の接触性アレルギーの治療
まずは原因となるアレルゲンを生活の場からなくすことです。
また、炎症を軽くするためにステロイド剤や抗ヒスタミン薬を使うこともあります。
猫のアレルギーの防止対策
アレルゲンを近づけない
原因物質がわかる場合は猫からその物質を離します。また、虫などが原因と考えられる場合は病院に行って検査してもらいましょう。
ストレスや疲れを溜めさせない
猫は環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすい動物です。ストレスや疲れが症状悪化させることもあります。
ストレスや疲れは猫の免疫系に大きな影響があり、長い間のストレスは免疫機能を低下させ、アレルギー症状を悪化させてしまうこともあります。
ストレスをなくしていくことで症状を良くしていくことも出来ます。快適な住環境をつくったり、家族とのコミュニケーションを取ったり、その子の性格などをみながら関わっていくことが大切になります。アニマルレイキも猫のストレスケアの一端を担うことが出来ると思います。
快適な住環境の提供
快適な住環境は、猫が安心して生活でき元気になります。
アレルゲンの少ない空間
アレルゲンが分っている場合はアレルゲンを取り除きましょう。また、花粉やほこり、カビなどもアレルギーの原因となるので、お掃除や換気なども、とても大切になってきます。
猫は高いところが好き
キャットタワーやキャットウォークは猫が上から部屋を見渡せるのでので安心できます。また、窓がのそばだと外も見ることが出来、ひなたぼっこもすることもできるのでお気に入りの場所になるでしょう。
隠れるスペースも必要です
猫によってはお客さんなど、いつもとはちがうことが苦手な子もいます。そんな時に棚の下やソファの裏など、狭くて身を隠せる場所があると安心できます。うちの子は来客がくると棚の中に隠れています。
快適なトイレ
猫用トイレは1匹に付き2個が理想的と言われています。あまりに汚れているとストレスを感じておしっこを我慢したりするので、泌尿器の病気になることもあります。
まとめ
猫のアレルギーの主な症状には、強いかゆみがあり、それにより猫が自分で皮膚をかきむしったり、舐めたりします。食事のアレルギーでは下痢や嘔吐が起こります。検査でアレルゲンがわかったら環境や食事から除去し、快適に過ごすことで減らしていきます。お薬も必要に応じて使います。猫のアレルギーの原因として、ストレスも一つの要因となるので、快適に暮らせるように工夫をしましょう。
猫と飼い主が快適に過ごすためのヒント
猫好きの皆様へ
あなたの愛猫がアレルギーで苦しむ様子を見るのは、心が痛むことでしょう。猫も人間と同じように、アレルギーによって強いかゆみや食物反応に悩まされます。これらは、赤みや湿疹、しこりとしてあらわれ、私たち飼い主に深い心配を与えます。
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おまけ 福ちゃんのお話
わたし、福
おかあさんにアニマルレイキをやってもらってるの
アニマルレイキってどんな感じ?
アニマルレイキってあったかくて気持ち良くって眠くなっちゃうの
やってもらっているときはかゆいのわすれちゃうよ
お母さんも福ちゃんにアニマルレイキしている時、気持ちいいんだよ
じゃあ、わたしもおかあさんもしあわせな気分になるんだね
福ちゃんは去年、アレルギーの一種、好酸球性肉芽腫と診断を受け、症状が出た時にステロイド剤の注射をしていました。大体一か月から2か月くらいに一回の間隔でした。ステロイドになるべく頼らないで自分にできることはないかと考え、福井先生のアニマルレイキにたどり着きました。講座を受講し、7か月間注射の間隔を伸ばすことができました。アニマルレイキも、最初はびっくりして手当てが出来ませんでしたが、最近ではアニマルレイキをやって欲しい時は布団の中に入ってきたり、膝の上に乗ってきたりします。
今すぐ、猫ちゃんのストレスを緩和してあげよう
今すぐ始めることで、体内の代謝を活性化し、自己治癒力をあげることで症状を緩和しましょう。
何より、飼い主さんの手で癒せるのが、猫ちゃんも大喜びです。
お腹をなめて禿げて、たくさんのお薬を飲んでいた猫ちゃんが
「一度のアニマルレイキでお薬がいらなくなった」と飼い主さんから喜びの声も。
愛する猫ちゃんには、1日でも長く、少しでも快適に過ごしてほしいですね!
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獣医師:福井利恵
日本獣医生命科学大学 1999年卒業
アニマルレイキ協会の代表理事
愛をこめてなでるだけ自然治癒力活性化メソッド「アニマルレイキ®︎」の創始者
動物と人の最高の関係を築くために、アニマルレイキワークショップを開催
多くの飼い主とそのペットたちがより豊かな生活を送る手助けをしています。