✅猫にステロイドが処方されたけれど、大丈夫?
✅ステロイドってどういう薬?
✅猫がステロイドを飲むときはどんなとき?
✅ステロイドの副作用って?
✅服用中は何に注意したらいいの?
✅ステロイドがどんな薬かわかります
✅猫がステロイドを使う場面がわかります
✅ステロイドの副作用がわかります
✅猫のステロイド服用中の注意点がわかります
愛猫にステロイドが処方されて副作用が気になって心配な飼い主さんはいませんか?そんな飼い主さん、必見です。実は筆者もその一人です。詳しく調べてみましたので、一緒にみていきましょう!
うちのねこの皮膚病が悪化するたびにステロイド注射をしていました。注射をすると良くなっていました。でも、副作用を調べると沢山症状があり、不安になっていました。
ステロイドホルモンとはなにか
ステロイドは体の中で作られている
猫も犬も人間もみんな体の中でステロイドホルモンを作っているんだ。体の中の「副腎皮質」から分泌されているよ。副腎は左右の腎臓の上にちょこんと乗っかるようにあるんだよ。
ステロイドは体の中でどんな働きをしているの?
ステロイドホルモンは、体のいろいろなところに指令を出して体の調整をしています。これががないと、体の中のバランスが崩れてしまいます。
✅ 体に供給するエネルギーを調整
✅ 体の成長や発達を助ける
✅ 体の炎症を抑えたり、免疫の働きを調整
✅ 塩分・水分バランスを整える など
ステロイド薬の種類
ステロイドの種類 | 作用の強さ | 作用時間の長さ | 使用時の薬のタイプ | 薬の特徴 |
コルチゾン | 弱い | 短い | 錠剤 | 副作用が少ない |
プレドニン | 中くらい | 中くらい | 注射、錠剤、散剤、軟膏 | よく使われる |
デキサメタゾン | 強い | 長い | 注射、錠剤、眼軟膏 | 強力な作用 |
コハク酸メチルプレドニゾロン | 強い | 長い | 注射 | ・長く効く ・椎間板ヘルニアなどの治療で使う |
メチルプレドニゾロン酢酸エステル | 強い | 非常に長い | 注射 | ・長時間効果がある ・投薬が難しい猫や口内炎の猫に使われる |
投薬方法による違いと注意点
投薬方法 | メリット | デメリット | 注意点 |
内服 | 使いやすい | 苦みがあるので猫が投薬後に口から泡を出すこともある | 投薬の工夫が必要 |
注射 | 内服できない猫にも使える | ・注射が苦手な猫もいる ・長期型作用型のステロイドを何度も使用していると糖尿病発症する可能性があります | 獣医さんが注射する |
軟膏 | 局所的に使える | ・全身には効かない ・長期間塗布し続けると皮膚が薄くなる | ・舐めないように注意する ・時には薬がしみるときがある |
眼軟膏 | 目の炎症に直接効く | 目に違和感を感じることもある |
くすりの投与方法でもメリット、デメリットがあるんだね。
ステロイドが猫の治療に使われるのはどんなとき?
ステロイドの作用
ステロイドの作用は、
・抗炎症作用:炎症を抑えてくれる
・免疫抑制作用:免疫の働きを調整する
・抗腫瘍作用:腫瘍の成長を抑える
具体的にどんな病気の時にステロイドを使うのか?
アレルギー:かゆみや炎症を起こしている時に症状の緩和に役立ちます。
炎症性疾患:慢性的な炎症性疾患の時に炎症を抑える効果があります。
自己免疫性疾患:免疫システムが過剰に働いて、猫自身の体を攻撃する病気が自己免疫性疾患です。免疫反応を抑えるために使われます。
一部のガン:リンパ腫などの一部のガンに対して抗がん剤と一緒に使われれることがあります。
急性の炎症や外傷:一次的に使うことがあります。
ステロイドの副作用
ステロイドには副作用があります。獣医師もそれを理解していますが、副作用より治療効果が大事だと判断した時に使います。
副作用 | 症状 | 原因 |
免疫力低下 | 感染症にかかりやすくなる | ステロイドは炎症を抑えるために免疫を弱めます。これが原因で、体の免疫力が低下して、病気や感染に対して弱くなってしまいます。 |
副腎皮質機能不全 | ホルモンが作れなくなる | ステロイドを長く使うと、体が自分で作るステロイドが減ってしまい、副腎が弱くなります。そのため、副腎がうまく働かなくなります。 |
食欲増進 | たくさん食べたがる | ステロイドに食欲亢進作用があります。 |
多飲・多尿 | 沢山水を飲み、排尿増加 | 水分代謝の変化 |
肥満 | 多食と合わさって太りやすくなる | ステロイドを使うと、食欲が増えたり、脂肪がたまりやすくなるため、肥満になりやすくなります。 |
肝障害 | 肝臓の数値悪化 | ステロイドは、肝臓で分解される薬です。長期間使うと、肝臓に負担がかかります。 |
胃腸障害、胃潰瘍 | 食欲不振、下痢、嘔吐 | ステロイドは、胃や腸の粘膜を守る力を弱めるので、胃酸で粘膜が傷つきやすくなります。その結果、胃潰瘍や胃炎などの胃腸障害が起こりやすくなるんです。 |
高脂血症 | 血中の脂肪増加 | 脂肪代謝の変化 |
糖尿病 | 血糖値があがる | インシュリンの作用を抑え、血糖値があがるため |
傷の治りが遅くなる | 傷が治りにくい | 免疫力低下・血糖値があがるため |
皮膚がうすくなる | 赤くなったり、炎症を起こしやすくなっている | 免疫力が下がる、主にステロイドの塗り薬の場合 |
ステロイドの長期使用による影響と注意点
注意‼️
ステロイドを休薬、減薬するときは獣医師と相談してね!
どうしてかというと・・・
- 副腎皮質機能が低下:自分でホルモンを出せなくなる
- 急にやめると危険:病気が再発したり、生命の危険がある
副作用を最小限に抑える方法
獣医さんと連携をする
ステロイドを服用するときは次のことは守ってね!
難しい時は獣医さんに相談しましょう。
・指示された薬の量をまもりましょう
・定期的に検査を受けましょう
副作用を軽減するためには飼い主さんができること
栄養バランスのとれた食事
過食になりやすいのでフードも低カロリーのものへ変更することもひとつの方法です。
バランスの良い食事は猫さんの免疫力をあげます。
適度な運動
たくさん遊ぶとストレスを発散して免疫力もあがるよ。スカッとするよね!
定期的な受診
定期的な受診をすることで、獣医さんと連携し、投薬を最小限にしていきましょう。
ストレスレスな生活
あたしたち猫だって、人間と同じ様にストレスを感じるんだよ。
ストレスがたまると自律神経が乱れて体調が悪くなるの。
お母さんと遊んだりすると運動もできるし、ウキウキしてたのしいよ。
あたしは出窓でまったりするのもだいすき💕、たまにはひとりでまったりしたいよ。
猫は環境の変化や、季節の変わり目の温度変化までもが、ストレスに感じるの。猫ちゃんが過ごしやすい環境作りも大切だよ!
【筆者の体験談】
筆者は、ステロイドの副作用が心配で、皮膚病の猫にステロイドを使わない治療はないか、セカンド・オピニオンをしました。
【セカンド・オピニオンの内容】
食事療法やその他の療法をし、体質改善を図ろうとしました。
【セカンド・オピニオン取り組みの結果】
うちの猫が苦手なことばかりをやってしまいストレスがかかり、結果的に皮膚病は悪化し、引きこもりになってしまいました。
【結果で考えたこと】
その時にその子にどうなってほしいか考えました。
わたしはその子らしく楽しく暮らしてもらいたい…、そう気づいて、獣医さんと話し合い、猫の嫌がることは全部やめました。
【改善したこととその結果】
今までよりも少ない量のステロイドを使いかゆみをコントロールしたら、引きこもりも皮膚病も改善しました。元通りその子らしい仕草がみられるようになった時はとても嬉しかったです。
【今回学んだことは】
・必要時はきちんと薬を使う
・ストレスは病状悪化の原因になる
・飼い主であるわたしの不安はねこに伝わる
ということです。
わたしの経験が誰かの役に立てたらと思い、お話しました。
アニマルレイキとは
アニマルレイキは、動物に対して行う手当療法のひとつです。レイキは、手を使ってエネルギーを流し、動物の体と心を癒す方法です。アニマルレイキを受けると、猫さんがリラックスできたり、ストレスが軽減したりします。
ステロイド治療と併用することで期待できる効果
リラックス効果
アニマルレイキを受けると猫ちゃんがリラックスしてストレスが少なくなります。ストレスはステロイドの副作用を悪化させる原因のひとつなので、リラックスすることで副作用を少なくすることができます。
わたしはアニマルレイキをしてもらうとねむくなっちゃう・・・目が細くなっちゃう。目がちょっと赤くなっててもアニマルレイキをすると治っちゃうの。お母さんはさっちゃんが自分で病気を治す力ががあがったのかなといってたわ。
免疫力のサポート
アニマルレイキはエネルギーを整えることで猫ちゃんの免疫力をサポートします。ステロイド使用で免疫力が下がることを防ぎ、感染症のリスクを減らすことができます。
体のバランスを整える
アニマルレイキは、猫ちゃんの体のエネルギーバランスを整える効果があります。ステロイドの副作用で体調が崩れるのを防ぎ、健康を保つ助けになります。
まとめ
・病気や症状によってステロイド剤による治療は必要です。
・ステロイドには副作用があるけど、獣医さんとよく話し合って、猫ちゃんにとって最適な治療を選ぶことが大切。
・飼い主さんの判断でステロイドを増やしたり減らしたりはしない。
・ストレスを減らすことはステロイドの副作用を減らすことに繋がります。猫ちゃんの免疫力をあげるためにも大切で、アニマルレイキはその手助けになりますよ!
今すぐ、アニマルレイキで癒すことで猫ちゃんのストレスを軽減し、猫ちゃんの自然治癒力をアップしよう
アニマルレイキをすると、猫ちゃんのストレスレベルが下がり、リラックスをするリズムをつくることができます。
継続してアニマルレイキをすることで、猫ちゃんの自己治癒力をUPし、病気の予防にもつながります。
アニマルレイキは、愛をこめて撫でるだけで猫ちゃんとの信頼関係も深まり、健康にもなる自然治癒力活性化メソッドです。
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この記事の監修者
獣医師:福井利恵
日本獣医生命科学大学 1999年卒業
アニマルレイキ協会の代表理事
愛をこめてなでるだけ自然治癒力活性化メソッド「アニマルレイキ®︎」の創始者
動物と人の最高の関係を築くために、アニマルレイキワークショップを開催
多くの飼い主とそのペットたちがより豊かな生活を送る手助けをしています。